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『真剣で私に恋しなさい!A』 感想

遂に『まじこい』シリーズの(いちおうの)最終作、『真剣で私に恋しなさいA』のパッケージ版(A1~A5まで全部入った上におまけのプラスディスク付き)です。とりあえずネタバレ無しなことを先に書いておきますと、「超面白いから『まじこい』好きだった人は迷わずやるべき、コストパフォーマンスも狂ったくらいに高い」です。基本的には6時間~3時間くらいで終わるシナリオが14個(A1~A5まで)と、1時間くらいで終わるシナリオ3つ+3時間くらいで終わるほぼ全キャラ登場シナリオ(プラスディスク)のセットとなっております。つまり自分の場合はクリアまでにだいたい67時間くらいかかった。恐ろしいほどのボリュームになっておりますし、それと同時に、この恐ろしいほどのボリュームがキャラクターへの愛着と、クオリティへの説得力にもなっております。ボリュームを上げて物量で殴る的なものでもあるけど。やってることはよくあるファンディスク的なものなのに、ここまでの質のものをこれだけの量用意されたらもうそれだけで圧倒的でとんでもないものになってしまうのだ。

ということでこの感想も圧倒的でとんでもない量になってますので、気になるキャラのとこだけつまんで読んでいくか、めっちゃ暇な時にでもどうぞ。あとシナリオクリアするたびにちょくちょく書いてきてたので、感想ごとに文章や思考のノリが変わってたりするかもしれませんが、最初の一文字目書いてから全部書き終わるまで一ヶ月くらいかかってるし仕方ない。ちなみに全部ネタバレです。

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個人的2017年期待のエロゲ

だいたい買う予定のものです。

星恋ティンクル

http://cabbage-soft.com/
きゃべつそふと/1月27日

なんかソフマップのエロゲ売り場に行くと妹のおしっこらしきものがペットボトルに入って売られてる(※事実である)など謎の展開に力を入れてる作品。いやポスターとかの貼られっぷりを見ると謎じゃない普通の展開もめちゃくちゃ力入れてるっぽいですが。
まずなんといってもシナリオライターがなかひろさん。正直、最初メーカー名とか見ないでシナリオなかひろという文字だけを見た時はてっきり発表されてから5年も経つのにいまだ音沙汰ない「feng 8th project」がこれなのかと思った(てゆうかアレはマジでどこいったのだ。そして発売される時は何th projectになるのだ)。なかひろ作品は『星空のメモリア』でのブレイク以降、色んなメーカーでフルプライスからロープライスまで色々お書きになられていますが少なくともつまらない作品というのは一つとしてない。本作も少なくともハズレということはない、それどころかかなり良い作品となる可能性も高いのではないかと思います。しかもよく考えたら『星メモ』『アストラエア』に続いてまたしても星関連だ。なかひろの星は鉄板……! あと個人的には好きなエロゲ声優ベスト5に入る秋野花さんと遥そらさんがメインで出ていらっしゃるのもポイント高い。個人的には絶対買うレベルで購入予定です。

アストラエアの白き永遠 Finale

http://www.favo-soft.jp/soft/product/AstralAirFinale/index.html
FAVORITE/1月27日

またライターなかひろだ!! そして公式サイトやパッケージから無印のネタバレかましてくる星メモEHスタイルだッ!!(つまり前作未プレイ者は下手に公式やパッケージを見ないほうが良い)
しかし『初恋サクラメント』の後長らくなかひろ作品が出ていなかった(2010年に初恋サクラメントが出てから2014年にアストラエアが出るまでなかった*1)のに最近はぽんぽん出ますね。ファンとしては嬉しいところ。
このFDの内容がどういうものかはよく知らないのですが別にどういう内容でもいい、っていうかりんねちゃんが超ウルトラ可愛いのでそれだけでも買いである。本編まだやってないという方はりんねちゃん超ウルトラ可愛いのでそれだけで買っても損はしないのでそれだけで買ってください。そしてりんねちゃん可愛い!!フワァァーーー!!フワァァァァーーー!!!フワァァァッッッーーー!!!ってなろう!(あまりの可愛さに絶叫しかできなくなる)

ラムネ2

http://www.din.or.jp/~nekoneko/lamune2.htm
ねこねこソフト/1月27日

ねこの新作なので。それ以上の説明もそれ以下の説明もいらない……! しかし初代ラムネ無料ダウンロード1月27日までやっとるんやでって公式サイトに書いてあるのにいざダウンロードしにいくと無料じゃないというのはどういうことなの……。正直この件でだいぶテンション下がった感じあります(そのうちDL出来るようになるかもしれませんが)。まあ初代をやらなくても問題ないと書いてある(おそらく『そらいろ』レベルの繋がりなのかな)ので、別に初代やらなくても大丈夫そうではあるのですが。個人的にゴトゥーザ様の人とまきいづみさんは好きなエロゲ声優ベスト5に入るお方なのでそれだけでも買い。

月影のシミュラクル ―解放の羽―

http://www.applique-soft.com/tuki2/index.html
あっぷりけ/1月27日

『黄昏のシンセミア』『コンチェルトノーツ』『花の野に咲くうたかたの』の原画・シナリオライターというゴールデンコンビでありそれだけなら個人的には絶対当たりで死ぬほど買うゲームなんですけど、去年の秋に無料版(公式サイトからDL出来ます)がまず出て、そして18禁要素プラス無料版の倍相当のシナリオ・ボリュームを足した完全版がこの作品ですという形態になっていまして、なんか最初から普通に売ってくれればいいのにという感情を抑えること出来ない感じのアレです。というかあかべぇ系列最近迷走しすぎじゃないすか……
製作陣だけ見ると絶対面白いこと間違いないのですが、しかし無料版の評判がイマイチなのと、3~4時間程度で終わる無料版の3倍のボリュームでしかないというのがちょっと気がかりです。その分定価が5000円くらいと安いのですが、しかし桐月さんのゲームは『シンセミア』『コンチェルト』がそうですけど大ボリュームによる世界観やIFの可能性の広がりが魅力でもありましたしね……。とはいえ過去作品が本当に良かっただけに、期待は高く持っています。

緋のない所に烟は立たない ―緋修離と一蓮托生の女たち―

http://www.akatsukiworks.com/product/hino2/index.html
暁WORKS/1月27日

これも上の『月影のシミュラクル』と説明はほぼ一緒。無料版の評判も似たようなもの。ただ追加部分が無料版のラストから続く3つの話になるようで。こちらはシナリオが『るいは智を呼ぶ』『コミュ』『ハロー・レディ』の方。なんというか最初から普通のエロゲとして作って売ってくれれば大喜びで買うのになあ……と思ってしまいます。まあとりあえず、現在では無料版が事実上の体験版になっていますからそれで雰囲気を掴むのがよいかもしれません。


1月は他に『リアルエロゲシチュエーション』も面白そう(もうタイトルからして面白そう感満載である)なんだけど胸が大きい女しかいない抜きゲーなので安くなるまでスルー。てゆうか公式サイト(http://j-studio.net/reaero/)見たらCカップのヒロインが「ちっぱい」呼ばわりされてて胸が小っちゃい子大好き人間からするとファッキン連呼するレベルではある。とはいえタイトルとかコンセプトは死ぬほど面白そうではあるんだけど。
あとロリコン御用達のGalette新作(http://glace.me/galette/products/hanayome/)。ライターがころころ変わってて当たり外れ大きいメーカーではあるのですが、今回はどうだろう……。しかし「女の子にウエディングドレスを作りたい」という夢を持った男が主人公で、ゲームのタイトルが『ちっちゃな花嫁』である、というあたりに並々ならぬ期待感は持てます。

桜花裁き

http://www.irodori-soft.com/oukasabaki/
IRODORI/2月24日

新規メーカー、原画家もライターもエロゲ的には無名に近い方々、しかしもしかしたら2017年のナンバーワンエロゲに輝くかもしれない、そんな予感をさせるほどの気合の入ったゲーム。大量の登場キャラに豪華声優陣、豊富なCG枚数に立ち絵演出、独特の(てゆうかダンガンロンパとか逆転裁判とか昔のADV風味を取り入れた)システム、高評価な体験版、宣伝も潤沢に……雰囲気的には同じく歴史モノである『ChuShinGura46+1』が商業デビューした時を彷彿させます。ただこちらはリアルな歴史モノではなく、大岡越前をモチーフにしつつ色々詰め込んだそれこそ銀魂的な歴史モチーフものといった感じですが。
システム面がどこまで面白い・めんどうではないものが出来るか一抹の不安があるっちゃあるのですが、しかし超面白い作品になる可能性もかなり高いのではないかと思います。

しゅがてん!

http://recette.clearrave.co.jp/index.html
Recette/2月24日

ミドルプライス。しらたま氏による可愛い絵で描かれたハートフル萌えゲー感溢れる作品を、ヤンキーが出まくる作品や強気娘が活躍する作品や萌えゲーっぽいガワだったのに実際はプレイヤーを殺しにきてた『ひこうき雲の向こう側』といった作品などなどハートフル萌えゲー感がぶっちゃけ全くないさかき傘氏がシナリオ書かれるということで、マジでこれどうなるの感が結構あります。逆に意外と思いっきりハートフル萌えゲーになる可能性もありますが。いずれにせよ楽しみ。

タンテイセブン

http://digitalcute.com/digitalcute/detective7/
Digital Cute/2月24日

前述の『桜花裁き』と似ていて、遊べる推理ゲー。しかも登場キャラめっちゃ多数とかアニメーション演出とかの気合の入りっぷりもある意味似ています。これも2017年ベストエロゲの候補ですね。イメージ的にはまんま『ダンガンロンパ』ですが、しかし上辺だけをパロったゲームではなく、めちゃくちゃ力入れて豪華なものとして作られてるっぽいので期待大です。


2月はあと『お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?エッチの準備もまだですか?』http://tinkle-position.com/onikissh/)も気になってます。てゆうか前作積んだままなので、それやり次第検討。『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します』のフォロワーみたいなタイトルですけどそもそも原画もライターも同じですしね。期待は大きい。

水葬銀貨のイストリア

http://kagura.rdy.jp/ginka/
ウグイスカグラ/3月24日

評判高かったけど同時に賛否両論でもあった『紙の上の魔法使い』スタッフによる新作。個人的にはこれまた『紙の上~』積んだままなので先にそちらをやっておきたいのですが。公式サイト見ると「ハッピーエンドを約束しよう」と何度も何度も書いてあるのでその辺期待できるというか、あまりにも何度も書いてあるので逆にハッピーエンドは約束されてるけどエンド以外がハッピーとは言ってないみたいな状態になりそうな気もして怖さも感じてしまうのですが。とりあえず実の妹と義理の妹が出てくるという時点で最高に期待は高い。しかも、たとえば公式サイトのキャラクター紹介にはキャラの特徴を表現するようなセリフとかキャラを象徴するようなセリフとかが横に記されてるってどんなゲームでもよくありまして、たとえば本作では義理の妹は「お兄さんと、今でもお呼びしたいです…」とか他のヒロインは「あなたのこと、信用してあげるわよ」「正義は絶対に負けないのです」みたいにまさにキャラを象徴するセリフが書いてあるのですが、実の妹はそこに「うひょーーーーーいえーーーーい」としか書かれていない!!(http://kagura.rdy.jp/ginka/character03yuura.html) しかもキャラ説明が「奇想天外、意味不明のアッパー少女」「彼女が口を開く度、その場しのぎのノリだけの言葉や、取ってつけたような適当な語尾が飛び出してくる」「ハイテンション過ぎるその勢いに、周囲の人々は置いてけぼり」「そのため、学園でも孤立してしまっている」とか、それでいて実妹とかなんだこのキャラ造形最高じゃないすか……!!しかも声は秋野花さんだし!! パッと見残念系妹なんですが、それを前面に押し出してる(なにせ孤立しているように周囲に受け入れられていない)上にギャグゲーでも抜きゲーでもない以上、その残念故の生きづらさや孤立故の兄の存在なども大きく取り上げられるのではないかと予想できるわけで、そういうことで非常に期待は大きいわけです。

神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。

http://hulotte.jp/product/kamiyaba/
Hulotte/3月24日

Hulotteなので。このメーカーのゲームは本当にハズレがなさすぎてヤバい。デビュー作の『With Ribbon』を最近やったのですがあれも物凄く面白かったです。しかし『With Ribbon』のシナリオライターさんは今どうしているのだろうか……あれから全く見かけないし。誰かの変名というわけでもないんすよね? それはともかくとして、Hulotteのゲームは全体的にシナリオ・テキストも良いのですが絵・塗りもめっちゃくちゃに良くてですね、可愛すぎるし美しすぎるし見ているだけで幸せになれるわけです。つまり私は幸せになるために買います。

想いを捧げる乙女のメロディー

http://www.ensemble-game.com/16.otomelo/
endemble/3月24日

ensemble乙女シリーズの新作。このシリーズはすごい面白い・そこそこ面白いと出来に波はありつつも少なくともずっと「面白い」作品であり続けているのですが、しかしシリーズ重ねすぎた所為かだんだん何か変な面白さも生まれだしてきてまして。平たく言えばだんだん気が狂ってきてる。たとえば毎回女装して女子校に通うタイプのゲームでして、シリーズ初期は女装する理由も女子校に通う理由ちゃんと考えられてて主人公も悩んだり葛藤してたりしたのですが、最近はどうせいつものことだから端折ろうぜと言わんばかりにその辺の理由とかがすげー適当になってて実に楽しいです。前作なんか調理師として女子校の学食に入ることになった主人公に対し、お偉いさんが「普段通ってる料理の専門学校の系列校でこっちで授業受けても単位が出るからユー女装して女子校通っちゃいなよ」とかいうスーパー適当な理由で女装して女子校通うこと決定してましたからね。以前は妹の病気のため…とか自分の自由のため……とかちゃんとした理由を用意してたのに!! また最近は過去作とネタが被ってなければ何でもやるみたいなノリになってきてるのも楽しいです。前作では女装して通った学校に実の妹がいて兄だとバレないまま仲良くなってそして恋人になるとかありましたし。女装モノでは女装バレはひとつの目玉イベントみたいなものであるのですが、しかし通った学校に幼なじみがいてバレるとか、昔友達だった子がいてバレるとか、自分が男の時に何度か会ったことある妹の友達がいてバレるとか、そういうのは既にやっているので、だからもう今回はいっそのこと「妹」にしよう!妹と女装のまま仲良くなる話にしよう!このネタまだやってないし!! みたいな意思が感じられて(実際そんな意思だったかは知らないけど)素晴らしく楽しいです。妹が女装している兄に気づかないとかどういうことよ……と思ってしまうかもしれませんが、シリーズファン的には今までにやったことないネタだから何か現実的にないだろ気が狂ってるだろと言われても大アリなのです。実際ものすごく楽しかったし。
まあそんなわけでですね、このシリーズはどんどんシリーズを重ねたが故の先鋭化、選択と集中による進化が行われていてそれが楽しみなわけです。ざっくばらんに言えば次はどんなネタでくるのか凄く楽しみなわけです。深まり続けるこのシリーズの行く末を見届けろ……!

トリノライン

http://www.minori.ph/lineup/trinoline/_index01_.html
minori/3月31日

minoriなので。まあ妹大好き人間としてはこのあらすじ(妹が亡くなり妹そっくりで妹の記憶を持つアンドロイドがやってくる)だけで色々良い意味でも悪い意味でも死にそうであるし実際にプレイしたら良い意味か悪い意味かで死にそうではあるのですが。


あと3月は『ようこそ!スケベエルフの森へ』http://www.lune-soft.jp/game/13912)という今まで見てきた中で最も頭の悪い最高にロックなタイトルを持つエロゲが発売予定で非常に気になるのですが、出てくるキャラが一人抜かして全員胸でかいんだよなぁ……。小っちゃい胸大好き人間としては事実上攻略キャラ一人しかいない状態なので大変に困ってしまうところ。とりあえずタイトルは最高に素晴らしいです。

9-nine- ここのつここのかここのいろ

http://palette.clearrave.co.jp/product/kokoiro/
ぱれっと/4月28日

おそらく『セイイキ』シリーズや『ウソ』シリーズと似たような感じの、最近流行のロープライス攻略キャラ一人のエロゲになるのだと思われます。『セイイキ』も『ウソ』もそうですが、単なるロープライスではなく次に繋がる、シリーズ全部を合わせれば十分にフルプライス並みあるいはそれ以上であるにも関わらずちゃんと単品でも(一応)完結しているというところが実に良いです。単なるロープライスと違って一タイトルで終わって物足りなさがあるのではなく、この先にきちんとした壮大さを感じさせるところがいい。それでいて安いからとりあえず買ってみようかなともなるし。

蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1

http://aokana.net/extra1/
sprite/4月28日

真白ちゃんだーーーーっ!!!おらおらどけどけ天下のピュッホちゃんのお通りだ!!わっしょいわっしょい!!
とにかく真白ちゃんは究極可愛いのです。この辺はアニメ版では分かりづらいところだと思うので是非ゲーム版をプレイして真白ちゃんのスーパーウルトラ可愛さをみなさまも体感致しましょう。そしてこの(恐らく)真白ちゃんづくめのファンディスクでさらに真白ちゃんを体感だ!!わっしょいわっしょい!!

新妻LOVELY×CATION

http://www.hibiki-site.com/niiduma_lc/
hibiki works/4月28日

公式サイトを見ればわかるように、今までのラブリケにさらに結婚した後の新妻編がある、そんな新しいラブリケ。もう正直言ってこっちの頭がおかしくなるよこんなの最高すぎる究極すぎる絶対的に死ぬわ!!!!って感じです。要するに『アマカノ+』とか『星織ユメミライ』とか『銀色、遥か』とかそういうことなのだと思って多分相違ないかと考えられるのですが、それってつまり最高で究極ということ。この手のゲームが大好きな自分としては本当にたまりません。ラブリケにこの形態も間違いなく合ってるでしょうしね。ただまあ、シナリオライター陣が実績はあるけどラブリケに合ってるのだろうかとちょっと不安半分になる感じでもあるのですが。

お兄ちゃん大好き!

http://www.tanuki-soft.jp/products/oniicyandaisuki/
たぬきそふと/4月28日

妹大好き人間狙い撃ちのド直球タイトル。『お兄ちゃん大好き!』とエクスクラメーションマーク付きで言われたらありがとうありがとうと拝むことしか出来ません。そもそも公式サイトのストーリーのとこ(http://www.tanuki-soft.jp/products/oniicyandaisuki/)見るとまずいきなり「主人公、綿谷理は生まれきってのシスコン」とか書いてあってふおおおーーーこいつ俺と同じやんけーー主人公との一体感が今有頂天に達してるやんけーーっ!!とめっちゃくちゃ興奮せざるを得ません。そうです、シスコンというのは生まれきってのものであり、それは趣味でも性癖でも病気でもなく、その人の本質、生まれてから死ぬまで永久に変わることのないもの、物心がつく以前の精神に刻まれている自分自身そのものなのです。「生まれきって」ってお兄ちゃんが生まれた時は妹まだ存在してないじゃん、と思われるかもしれませんがそういう問題ではなく、兄というのは妹が生誕する以前から兄として存在しており、妹が存在した瞬間から過去の全てまで遡及的に兄となるものなのです。それが(シスコンの)兄というもの。お兄ちゃんというものの本体がシスコンなのです。お兄ちゃんがシニフィアンでシスコンがシニフィエなのです。
しかし考えたらたぬきそふとのガチな妹モノっていかにもありそうだったのに今までなかったですよね確か。野々原幹先生の『COWAREMONO』だとクソみたいな兄が妹をエッチにいじめるけどめちゃくちゃエロいという、妹イチャラブ原理主義者にとってはあまり好ましくない内容……だけどエロい!くやしい感じちゃう! みたいな妹モノ漫画がありましたけど。このゲームは果たしてどうなるのかは楽しみです。


ここから先は2017年発売予定とか別に発売予定は立ってないけど発売しそうなものとかもうまるで音沙汰がないんだけど発売してくれたら嬉しいな~とか思ってるものです。『Summer Pockets』月姫リメイク』はさすがに今年出ないだろうということは僕でも分かるので入れてませんが、万が一何かの間違いで発売されるようなら全力買い。しかしきのこは2010年12月の竹箒日記(http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201012.html)で月姫から10年感慨深い……とか、月姫リメイクのアルクルートエピローグの英語表記を佐々木少年月姫に捧げた……とか言ってますけど『月姫リメイク』の発表からもうすぐ9年っスよ!! その感慨深さと同じくらいの年数が発表から経っちまってるっスよ!! まあ発表から10年経って完全に無かったことのようになった『ドグラ…』とか8年経って完全に死亡確認と言っても過言ではない『太陽の…』とかと違って去年最新情報が出てきたように今もまだ作っていることだけは確かなようなので、なんとか出来るだけ早いうちに発売してくれることを期待したいのですが……

アオイロノート

http://www.adlib-software.com/aoiro-note/
ad:lib/2017年春予定

かつて『アオリオ』というエロゲがありました。他の男に真剣に片思いしている子を主人公が好きになるという展開に俺は死にました。いや処女厨的な意味でなくてですね、自分のことを見てくれない女の子だけど好きだから近づきたい、片思いの相談を受けるのは苦しいのだけど好きだから力になりたい、そういったことが真に迫りすぎていて俺は死んだわけです。てゆうかそういう経験が現実で実際にあった人間とかまず確実に絶対に死ぬと思うし俺は実際に確実に死んだのですが。まあそれはともかくですね、そんな『アオリオ』を作ったメーカーがアオリオみたいなタイトルのゲームを作るということで、これは注目しないわけでにはいかないでしょ!!ということなのです。

幕末 尽忠報国烈士伝 MIBURO

http://inre-soft.com/miburo_teaser/
インレ/2017年秋予定

『ChuShinGura46+1』スタッフによる新作はタイトル通り新撰組モノ。忠臣蔵という題材をあそこまで掘り下げていただけに、新撰組というより一般的に詳細まで知られている題材をどう掘り下げていくのか、そしてChuShinGuraの時の時間移動や変な妖術みたいなフィクション要素をどう盛り込んでいくのか、その辺が大変に楽しみです。あとなんかサイト見る限りでは絵というか塗りがシャープになってさらに可愛くなった感じあります。小っちゃい女の子大好き人間、かつロリババアと俗に言われるような小っちゃいけど年齢的には十分大人なキャラとかももうめっちゃ大好き人間としては今回はご城代みたいなスーパー可愛い小っちゃい女の子(年齢的にはだいぶいってる)が出てくるのかどうか最高に最強に最大に気になるところ。ご城代的なキャラがいるなら吐血しながらエロゲショップに駆け込みます(いなくても多分買うけど)

ノラと皇女と野良猫ハート2(仮)

HARUKAZE/2017年予定

個人的には期待も何も買うのが義務というレベルではあります。ちょっとそれ以上のことはノーコメントで。

ランス10(仮題)

アリスソフト/いちおう2017年発売予定

ランスシリーズの完結編。いやもう考えたら初代は平成元年発売ですからね。28年の、いやもう29年の歴史、それがなんと完結するという。僕自身は2009年に『戦国ランス』やったのが初ランスだったのでまだ8年の(それでも8年も経つのか)付き合いでしかないのですが、しかしそんなんでも感慨深いものです。とはいえ個人的にはまだ『ランス・クエスト・マグナム』が終わってないから『ランス9』にすら進めてないので、基本的にランスシリーズは全部やらなくても・いきなり最新作やっても大丈夫なように作られていますが、しかし今回はさすがに完結編なので、なんとか『10』発売までには自分の準備を整えておきたいところです。

厨二姫の帝国

http://ushimitsusoft.com/main.html
ウシミツソフト/未定

2015年10月→2016年1月→2016年7月→2016年9月→発売未定と発売日が流れ流れて、それでも早期予約特典のディスクとか無料配布のグッズとかあったから持ち出しだけはあって、つまり大丈夫かよゲーム出るのかよってゆうかメーカーさんマジ大丈夫っすか……と本気で心配になってしまう作品。公式Twitterももう数ヶ月動いてないし。製作陣的には、かつてのPULLTOPの面々集結という感じなのでクオリティ面に関してはちゃんと完成さえすれば何も問題ないと思うのですが。とにかくまずちゃんと発売されるのかどうかが一番の関門。

夢と色でできている

http://www.feng.jp/feng8th/
feng/未定、てゆうか出るのかな

8thプロジェクトなのに9thプロジェクトがとっくに出ているという。それでもfengの公式サイトにいまだでっかく載ってるし(http://www.feng.jp/home.html)ライターのなかひろさんも9thプロジェクト書いてて関係が切れてるとかそういうことなさそうなので、恐らく開発中止ってことはないと思いたいんですけど……。まあよく考えたら『星空へ架かる橋』も発売日が近づくたびに1ヶ月2ヶ月延期するというのを10回くらい繰り返すというおま天ばりのことをしてたしあまりに心配しなくてもよいのかもしれない。しかし第一報から約5年間まったく音沙汰がないのにメーカー公式サイトにこれだけでかでかと載ってるというのも逆に凄い。

てぃ~ぐるNEXT PROJECT(仮)

http://www.tigresoft.com/next_project/
てぃ~ぐる/未定

暁の護衛』『レミニセンス』コンビによる新作。発表以来何も音沙汰がないんですけど、しかし発表自体がちょうど2年前ですしそろそろ情報出てきてそして今年あたりそろそろ発売するんじゃないかな~と(根拠はない)

緋星のバルトゥーム

http://sakuraihikaru.com/starlight/
なにもかも不明

もうすっかりシナリオライターFate(FGOとプロトタイプ)の人になってますが。てゆうかそもそもこれはエロゲなのだろうか。なにもかも不明ですが、発表から2年経ちますしそろそろ進展があってもいいし何なら今年発売してくてもいい、というかして欲しい。でもやっぱりFateに付きっ切りで当分は出なそうな気しかしない……。

太陽の子

遂に公式サイトが死んだ
CollaborationS/どうせ出ない

「今年期待のエロゲ」という記事は2013年に書いたのですが(http://tempel.hatenablog.com/entry/2013/01/11/003534)、その時最後に『太陽の子』を挙げたのですが、まさかいまだに出ていないとは、ってゆうかもう出ないっぽいとは。てゆうかまさか「世界一早い太陽の子論」というのを2011年末に恋愛ゲーム総合論集という同人誌に書かせてもらったのですが、あれがまさか「世界で唯一の太陽の子論」になってしまうとは。ちなみに2010年に期待のエロゲ記事を書いたときも『太陽の子』に期待と記しましたし、つまりかれこれ7年間以上も私は、我われは『太陽の子』に期待してきたわけです。そしてその苦しい時間も遂に終わった(と考えても相違はない)。なにせ『太陽の子』はもう出ないのだから(公式にアナウンスされたわけではないけどそう考えても相違はないはず)。


と、書きながら何だかんだとまだ諦めきれない、期待だけは密かに持ち続けてしまうのが我われエロゲプレイヤーの常。いや僕がエロゲーマーになった頃、『はるはろ』とか『霊長流離オクルトゥム』とか(事実上)開発中止になってるタイトルを諦めきっていない先輩方を幾人も見かけたのですが、その気持ちが今になってようやく分かります。なるほど、これは単純にあっさり無かったことに出来るものではない。綺麗に忘れることは出来ない。諦めることはいつでもできるのだからと今はまだ諦めることだけはしないでおきたい。どうせ今まで待ったのだからいくらでも待つさという気持ちが抑えられない。確かな期待でも希望でもないけれど、あの頃には『はるはろ』『オクル』と並んで諦めきれなかった人多数だった『サクラノ詩』が現実に発売されたように、いつかどこかで巡り会える日が来るかもしれない、そういうほのかな期待と希望を心の片隅に抱いて。

*1:同人は一作品だけありましたが。

『スキとスキとでサンカク恋愛』 感想

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ネタバレ殆どなしで。

重い話や真面目な話をただそのまましているだけでは重く・真面目な話になるだけで場合によっては聞くのも辛かったりしますが、合間にユーモアなどを挟むと途端に聞くのが楽になります。ユーモアが息継ぎ代わりになっているわけですね。さらにその重い話や真面目な話をギャグっぽくしたり、オチをネタっぽくするとある種のシリアスさからの回避にもなります。たとえば財布落としたなんて話を「大変でしたよ……。ショックですよ……」と話すのと、「いやー大変だったわ!ハハハッ!めっちゃショックだわwww!!」と話すのでは全然違うわけです。起きた出来事自体は同じですが、その出来事を当の話し手がどう受け止めたのが、そして聞く私たちがどう受け止めるか、そこに大きな違いが生じる。その出来事を向こうがマジと受け止めているのか、ネタのように受け止めているのか、こっちがマジと受け止めるべきか、ネタのように受け止めるべきか。

Asa Projectの中で僕が一番好きなのは前作『プラマイウォーズ』なのですが、この作品は上記のようなことがもう最っっっ高に素晴らしくてですね、基本的にほとんどありとあらゆるシーンにギャグやネタっぽさが入っているわけでして、つまりそれはシリアスをシリアスにしすぎない、真面目を真面目にしすぎないという効果をもたらしていたわけです。女の子たち5人と同じ家に暮らしていて5人全員主人公のことが大なり小なり好きとかいうハーレムだけど一歩間違うと超修羅場空間みたいな状況なのですが、全てを笑いやギャグにする、全部をマジとネタの境界の曖昧なところに置いているからこそ、そんな空間でも殺伐さはなくただただみんなでバカなこと言って笑ってイチャイチャできる空間が作り上げられていたわけです。

で、今回の『スキとスキとでサンカク恋愛』もその路線でして、むしろそれを拡張しているくらい、こいつら絶対ネタを入れないと死んじゃう呪いにでもかかってるのかというくらいありとあらゆるシーンに絶対ギャグや笑いを入れてきていて、それがまたすげー楽しいのです。高校(的なるもの)のオタクサークルが舞台なのですが、だからこそオタクネタやネットスラングみたいなのが多用されても何ら違和感ないし、そんな中で可愛い女の子や僅かな男部員と格ゲーで遊んだりあのアニメはどうだこうだって会話したり何故か今さらトゥハートをみんなでやったりガルパンはいいぞってなったりする―――つまりそういうオタクライフをみんなでやりつつ、そこでみんなネタやギャグを言ってきて、だからみんな楽しそうで笑って……そんな理想的なオタクライフがここにある!!

もちろんタイトルにあるように『サンカク恋愛』、つまり三角関係的なものもある。ただこれあくまでも「サンカク関係」ではなく「サンカク恋愛」なんすよね。しかも「スキとスキと」であって、二者の「スキ」しかぶつかっていない。だから濃厚な三角関係的なものは描かれないし、そもそも上に書いたように全てをギャグやネタで濾過してシリアスを回避しようとしているから、サンカクも描写そのものは濃密にはなりえない。シリアスという要素に対してはそういうスタンスのゲームです。ギャグや笑いをまぶす。真面目なシーンでもすぐにバカなことを言う。真剣な話も最終的にオチはネタっぽく締める。だから本当にマジにはなり得ない、シリアスから逃走している、決定的な言葉や場面や感情の直前までは進んでも、必ずそこにギャグやオチをつけてネタっぽくするから本当に「決定的」な場面も言葉も感情も訪れない。

だからこれは永遠に続く甘いなれ合いで、そのぬるま湯加減が心地良いという作品でもあります。主人公自身が恋愛的空気が苦手、こののヌルく心地良いオタクサークルっぷりが良いみたいなことを何度も口にしていますが、同時にそういう空気を主人公が・他のキャラたちが再帰的に強化しているわけでもある。たとえば序盤の共通ルートの話ですが、

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――俺は木須先輩の事がよくわからなかった。
突然俺の事好きだと言って付きまとったりもそうだが……特に読みづらいのはその感情の動きだ。
俺にそっけなくかわされても、いつも通りだったし。でも……
真帆「……宗介はそういうの一番苦手なんだ。昔からな」
志衣菜「――っ」
この時の感情だけは、ハッキリとわかってしまった。
真帆「大体、あまりやりすぎて宗介がまた部室に来づらくなったら木須先輩だって……」
志衣菜「わかりました」
随分素直に頷いていた。真帆の事をライバルとか言う割には。
志衣菜「これからも皆仲良く出来る様に、程々に……宗介くんを好きになりたいと思います」
その視線は恋敵というよりは、むしろ……。
カーラ「おっぱい」
七瑠「……いや、」
七瑠「なんでいきなりそれ?今真面目な話してたでしょ?」
茜「……ちくび」
部長「責めてやるな……彼女達はまだ、恋バナの桃色空気に耐えられなかったようだ」

こういう風に率先して話を場をネタ化している。しようとしている。

つまり、そこに笑い(ギャグ)があり恋愛の萌芽の楽しさがあり可愛さがあり萌えもある、シリアスな・真面目な側面も勿論あるっていうか実はありありなのですが、それらはギャグと笑いとほぼ毎回最終的にはネタで話を締めるという形をとっていることで、シリアスさと真面目さの上澄みだけを掻っ攫って上手いこと回している。少なくとも共通ルートに関しては……というか個別に入ってもだいぶ進むまではそういう形態のゲームであって、シリアスが隠蔽された甘いじゃれ合い、たわむれ故の輝きが本当に楽しく、そして同時に上澄みだけのシリアスが上澄みも積もれば山となるようにどんどんと静かに溜まっていく、そのいつか来る決定的な時を見据えているところにドキドキもさせられるのです。決して能天気なギャグだけではなく、サンカク恋愛の部分も着々と進行しているのですが、結局ギャグっぽく、あるいはネタっぽく終わるから、どうしても深刻さはそこにはない。それが僕はとても良いと思うのです。シリアスからの片足だけの回避、ガチとネタの境界線上の遊戯、つまりは永遠に続く戯れのようなもの。

ただ、このギャグやネタでマジを回避しようとする態度とオタはあまりにも相性良すぎる。てゆうかオタって基本的にそういう傾向強いじゃないすか。いやいやマジじゃないっすよ、ネタっすよ(なお本心はマジであった)みたいなメタ方向への回避とか、ギャグやネタ化でスカしてマジに行かない逃げ道作っとくのもう基本戦術みたいな面ちょっとあるじゃないすか。シリアスから逃れ、本当に「決定的」には踏み込まないというのもまさにオタ的ではないですか。いやオタをディスってるのではなく、物事をメタ化して見たりメタ化した態度を取るのが基本的に得意じゃないすかということでして、そしてそれはオタであるこの作品の登場人物たちにも同じこと言えて、つまりネタとギャグでシリアス回避というこのゲームのスタンスと相性良すぎて本当に永久に回避できてしまいそうだし、同時にオタである私たちプレイヤーもそのこと(ネタ化やギャグ化で回避している)が痛いほど分かってしまってなんというか、めちゃくちゃ居心地良いゲームなんですけど同時に嫌な鏡像的な部分もあって居心地の悪さも共存している。

つまりそういうことなんです。ネタとギャグで決定的から回避し続けることにより現実から目を背けたかのような甘いたわむれ、居心地の良いじゃれ合いが展開されるのですけど、同時にそれがオタ特有のアレだと分かると理解できすぎてしまい途端に座りの悪さも出てくる。たとえば志衣菜ルートとか顕著なんですけど、恋愛成分強まってくるとネタ挟んだりギャグ言ったりしてくるのがあーもうこれ完全に照れ隠しじゃん!しかも挟むネタがいちいちオタ的で本当にアレです、共感できるを通り越して身につまされるとしか言いようがないっすよ!! ってなる。エロシーンになるとそういうギャグやネタでの照れ隠し的なるものヤバイくらい増えますしね。てゆうかギャグ多すぎでこれ抜けるやつおるんか…って逆に心配になるレベル。永遠に続かせられる楽園ではあるのですけど、同時にその永遠を生み出しているシステムを私たちもよく分かってしまうというかそれ俺らもやるやつやんけ!!ってなる。そんな愛しさと心地良さ、そしてあまりにもな身近すぎて逆に少し心地悪くなる、変な罪悪感を抱くような感じを兼ね備えているゲームなわけです。


さてしかしですね、ギャグやネタで回避し続けていてもシリアスなところ・真面目なところ・つまり「サンカク恋愛」なところは存在していて、モラトリアムはいつか終わるように、いつかはそこも清算しなくてはならないわけで、それが個別ルートの告白シーンであり、そしてそこではじめて「決定的な」ところが訪れるわけです。ここだけはネタで落とさない。当たり前ですけど。これについてはネタバレになるので多くは書きませんが、ただ勿論ゲームカラー的に描写も重過ぎないし長すぎないけど、しかし決定的なところはいつかは訪れる、いつかは清算しなければならない、そこはネタに行かずちゃんと描いて永続できるじゃれ合いをきちんと終わらせているところはすごく良いなと思います。まあ茜先輩とカーラシナリオは存在そのものがネタ的でもあるけどね!


キャラクターはみんな素晴らしく、個別ルートも付き合い出したら(七瑠ルート以外)もう中身ないと言っても過言ではないくらい内容ないのがちょっとどうかと思いますがそれまでは全部良いし、特に七瑠は「実の妹のように兄と親しくしてた義妹だったけど実の妹がやってくることによって実際は自分は実の妹のようではなかったということが明らかになったり妹らしさや妹として自分はどうなのかということにも悩みだしてしまう」というあたり、妹ゲーにおける義妹としてかなり珍しくかつクリティカルなところを突いてもいるのではないでしょうか。妹が妹であることに悩むという、つまり妹の実存主義的思想に鋭く切り込んだ作品でもある。いやそんな鋭くないけど。基本的には「迷子」の七瑠を見つけたときからはじまった兄と妹だからこそ、何度も現実の身体的にも心の部分でも迷子のようになる七瑠をやっぱり見つけて彼女を留めるのはお兄ちゃんの役目であるし、かと思いきやすずが先に見つけてお姉ちゃん呼ばわりされてたのもある意味このゲームらしいお決まりからの回避の仕方であって面白いです。そう、兄も妹も、それは恋人以前に「家族」であって、だからすずの・お姉ちゃんの出番もある。

それとやはり志衣菜先輩であります。


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もうこれこの声優にこのセリフをこういう演技で言わせてる時点で志衣菜さん完全勝利だろ……!!

しっかしね、クソ可愛くて向こうからガンガン好き好きアプローチしてきてしかもエロゲオタでエロゲネタとかエロゲ系ギャグをバシバシぶち込んできてその上ロリ巨乳とかもうこの人完全にエロゲオタ男子の脳内理想女の子を具現化したような存在すぎてどうかしてるよ!!しかも基本いつも赤面しててしょっちゅう「主人公くん好きー」とか言ってくるんだぜ!!しかも喋りも早口マシンガン気味なんだけど、これがオタ特有の照れ隠し&勢いづけ&ある意味空気読めてない系の早口マシンガンであってですね、つうか自分でもそういうのだったって後々カミングアウトしてましたけど、そういういじらしさもクッソ可愛いしさ、親しくなれば勿論マシンガンじゃなくなるしさ、そもそも基本非コミュの今まで友達いない系だったからこそそういう風な人との付き合い方・自分への勇気の奮い立たせ方を選んでしまったというのがもうすっげー可愛いじゃないすか!!だいたい友情感出てくるところだと今でも非コミュっぽさ発揮しますしね。教室では休み時間はいつも机に突っ伏して過ごして放課後になれば速攻で帰宅しますし。友達いない子だあ……。その原因はエロゲオタだからじゃなくて空気が読めないところでも恐らくあって、たとえばエロゲの話を一人でガンガンしたりみんなでゲームやるところでトゥーハート持ってきてみんな呆れてるのに(それに気づかずに?)一人ノリノリだったりしてたじゃないですか、ああいう空気の読めないところがあってですね、でもね、 空気が読めない。でも悪い子じゃないから、嫌いになれない。 と主人公が言ってるように、本当に空気が読めないけど本当に良い子なんすわ。真帆シナリオをやると特によく分かります(というかサンカクの逆側のキャラはみんな良い子・ステキな子として描かれてもいるのでなんというか全キャラ最高!!ってなる)。あとあと、たとえば個別シナリオ序盤の、宗介の家に勝手に押しかけて勝手に一緒に登校したときに、真帆と会ったら 「げっ」 と言われたにも関わらずハイタッチして 「げっ、とか言われてる相手によくハイタッチ求められるなぁ……」 とすずに言われてましたけど、ああいう態度、彼女の性格考えると「げっ」と言われて何にも思ってないわけがないでしょう、意外とショック受けてる可能性すらあります、だからこそ、志衣菜さんは「げっ」と言われた相手だからこそハイタッチを求めていったのであって、それはつまりその「げっ」をマジにしない・ネタにする・ガチに受け止めないための行為でもあるわけです。そういう対人関係におけるある種のやせ我慢も持ち合わせてる。そんな可愛さ。てゆうか彼女は本当に俺らの理想像でありながら俺ら自身でもありますよなー。もしも俺らがエロゲに出てくる女の子だったらこんな感じでありこんな感じになりたくありこんな感じが理想であり最頂到達点ではないだろうか。そういうわけで、志衣菜先輩は俺だ……!!ってなるくらい愛おしいわけです。ということでおわり。