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最近やったエロゲの感想色々と

超絶久々更新。ブログ書くの…っていうかtwitter含めて文章書くの久々なので多分随分アレな文章になるかもしれませんがその辺はごめんちで。
ネタバレらしいネタバレは多分ないです。あるいは、してもしなくてもどうでもいいようなところだけか、プレイしてなきゃ何のことだかわかんねーよみたいなことしかしてないと思います。多分。



■ なつくもゆるる(2013、すみっこそふと)
すっげー印象だけのこと言うと「キャッキャうふふワールドがない『はるまで、くるる。』」。楽しいんだけど、もっとイチャイチャさせろよ!!もっとラブラブさせろよ!!って思うし、その辺で消化不良感や欲求不満感は結構ありました。てゆうか『はるくる』のキャッキャうふふワールドって本当よく出来てたと思うんだよなぁ。ゲームはじめて初っ端でヒロインのこと好きになれるし、作品テーマみたいなものも8割方語っているし。でも同時にあれがあったおかげで『はるくる』自体ある種純粋な勢いみたいなのが殺がれたというのは否定できないと思うし、ああいうのがなかったからこそ、『なつくも』の方にはそれこそ紫穂のあの爆発するかの如き感情のような、スコップを地面に垂直に突き立ててしまうような、どんなものもストレートに真っ直ぐに最短距離を突き進むような力強さを有していたとも思うのです。何言ってんだか自分でもよく分かりませんが、印象だけのことなのでご勘弁下さい。
とりあえずもう最終的には「紫穂超かわいい」となりました。紫穂超かわいい、紫穂大好き、紫穂ステキ、紫穂といちゃいちゃしたい、紫穂とラブラブしたい、紫穂を笑顔にしたい…わんわんわん!最終的にはそんな感じの気持ちになったんだぞ。そして、そういう気持ちになれた…ゲーム内の女の子にそういうことが思えたという時点で、エロゲとしては素晴らしいし傑作なんだぞ。


■ デュエリスト×エンゲージ(2011、プラリネ)
夏ノ雨』とか『この大空に、翼をひろげて』のシナリオライターさんの作品ですね。前述した2作をやったとき、このライターさんはまったくもって丸戸と同じ理由で僕は好きじゃないなと思ったのですが、今回もまあそんな感じでした。これは悪いと言ってるわけではなくて、個人的に嫌い・受け入れられないというだけなのですが(てゆうか紺野アスタさんも丸戸さんも世間一般の評価は高いのですから、万人に共通する感傷ではなく完全に僕個人の趣味嗜好性向の問題なのですが)、この人(たち)が描くキャラクターはどうにもキャラが自分どおりすぎるのが、どうしても苦手っていうか嫌いっていうか受け付けなくてですね。この人の作るキャラクターには全くと言っていいほど破綻がなくて、そのキャラがしそうなことをするし言いそうなことは言う、逆にしなそうなことはしないで言わなそうなことは言わないのですけど、もうちょっと、それこそ愛想笑いから酷い屈辱まで、人間は自分自身を裏切ることが当たり前のようにあるやんけ!と思ってどうにも好きになれないのです。あとだからこそ、キャラクターたちは自分がしそうもないことはしないし、言わなそうなことは言わない、それは同時に、しそうなことは「する」、言いそうなことは「言う」ということであって、プレイヤーが不快に思うようなこととか、周りの人物に迷惑をかけるようなことでも、そのキャラがしそうなこと・言いそうなこと――あるいはこの場面ならするだろう・言うだろうってことは「する」し「言う」のです。その辺がね、個人的には。嫌いなキャラはどうしようもなく嫌いになっちゃうわけですし。
とそんなことを書いておきながら、ゲームそのものは出来が良いです。序盤はすっげー楽しいなこれ、すっげー楽しいなこれ!って言いながらプレイしていましたし。あと結構PULLTOPのゲームみたいだなとも思ったので、のちにPULLTOPで『ころげて』をお書きになったのもなんか納得できたり。


■ LOVELY×CATION2(2013、hibiki)
またの名を日向ちゃん究極可愛い俺と結婚しようCATION2。ヒロインに好きに名前を呼んでもらえるとか聞いてたので「じゃあ全員に「兄さん」と呼んでもらうか…いや4人もいるなら「お兄ちゃん」とか分けるか?でも「兄さん」こそ至高だし…」と数ヶ月悩んだ末にいざはじめたら自由に決められるんじゃなくて用意されてるのから選ぶって形式でなんだと…と超テンション下がったのですけど、いざはじめたらすっごく、すっごく素晴らしいゲームでした(つか次回作では「兄さん」も標準搭載して欲しい)。
これはかなり特殊なゲームでして、普通のエロゲにおける共通ルートが殆どないし、普通のエロゲみたいなシナリオも殆どと言っていいくらいない。代わりに、恋人同士になっていく二人の日常と、恋人同士の二人の日常を詰め込んだみたいな内容になっております。「日常ゲー」という言い方はある意味正しい、いやかなり正しいのではないかと。イベントなどいらぬ、シナリオなどいらぬ!
そういうゲームなので、とにかく女の子(ヒロイン)のことが好きになるかどうかが大問題っていうか、それが全てです。現実世界だって、好きでもない子となんとなく恋人同士になっちゃったってああ、うん、まぁー…って感じだろうけど超好きな子と恋人同士になればうわーーりゃおーーそっぽいーー!!って感じになるでしょ? だから、一言でいえば、このゲームは登場する「女の子と恋人同士になれる」ゲームなので、それが好きなキャラだったら「好きな女の子と恋人同士になれる」ゲームとなってそれって最高じゃん!となるのです。
だから個人的には日向ちゃん可愛すぎてありゃくぉいfじぇがgshy(言語化不可)って感じで超最高でした。まず日向ちゃん抱き枕を用意します。ない場合は丁度いい塩梅のクッションか何かでもいいです。それを日向ちゃんに見立てて抱きしめたりキスしたり撫でたりイチャイチャしながらプレイします。そうすると最高!!って感じ。そんな感じ。そんな感じなんだよ!!
逆にヒロインのことがそんな好きになれないと、ゲームの感想が見事なほど「別に…」ってなります。個人的には貧乳で背が小っちゃい子大好きなので日向ちゃんはドストライクなのですが、あとは全員胸だけで帰りたまえと言いたくなる巨乳、背だけで斬審完了なほどの高身長なので、本当まったく、面白いくらいにゲームの印象変わる。あくまで個人的な話ですが、日向ちゃん大好きなので日向ちゃんシナリオやった時はこのゲーム最高!!超楽しい!!超大好き!!大傑作!!!って感じだったのですが、次にやった巨乳高身長(名前忘れた)(巨乳で背の高いキャラの名前はロクに覚えていられないマンなので)は巨乳高身長だし別に好きにもならなかったのでふーんまあ別に普通…ってくらいの感想だったし、次にやった巨乳高身長B(名前忘れた)(巨乳で背のry)はちょっとは好きになったキャラだったのでちょっと楽しいなこのゲームってくらいだったし、最後にやった和琴さんは巨乳高身長の割りにかなり好きになった(から名前覚えてる!)はかなり好きになっただけあってかなり楽しいなこのゲームって感想を抱きました。
つまりっすね、キャラへの好き度がそのままゲームの面白さ・楽しさに直結しているのです。こんなゲームは他じゃ滅多に見かけません。いやまあ、徹頭徹尾恋人同士の日常を描くゲームなのですから、その恋人のことがどれだけ好きかというのが二人で過ごす日常がどれだけ楽しいか・どれだけステキかに直結するというのは本当に正しいのですが、それ故に本当に珍しいし本当に冒険しているゲームだなと思いました。ヒロインキャラのことが好きになれれば本当に、掛け値無しに楽しい。普通に恋人同士の日常を描くのだから、(それこそ現実のそれと同様に)大事件とかトラウマ解決してどうこうとかそういったことは当然、ほとんど起きません。そんなことがそうそう起こる恋人同士なんてまずいない。どこかに出かけたり、何か大きなイベントが生じたりなんてことも、これまた現実と同じく殆どない。でもそれでも、ただお互いの家に行ったり学校で一緒にごはん食べたり二人で帰ったりその辺歩いたりお喋りしたりHしたり……なんていう当たり前で何の変哲も無いただの恋人同士の日常が、それが超好きな子相手なら、とても楽しいし、とてもドキドキワクワクするし、とても幸せなのです。そんなゲームでした。
あとゲームシステム上、主人公がしょっちゅう街を散策したり何かあるごとに写真を撮るのですが、その所為でどんな時でも必死こいて時間作ってまで街を散策するし、エンディング間際の感慨深いシーンでも急に写撮り出したりとキチガイじみたことになっててすっげー笑った(てゆうか某シナリオのラストシーンがある意味台無しになってるw)。でも主人公自体はすごくいい男です。細かいところに気がつけるし気を遣えるし、勇気を奮い立たせて自分から行動することも出来るし、女の子に合わせて自分の性格まで多少変えてしまえる(その方がその子が喜ぶから、その子がそういうの求めてるから…それで性格まで変える。なんといじらしいメンズなのだ…)。こういったゲームとかいわゆる萌えゲーとかキャラゲーとかは、本当主人公大事だと思うのですよ。なにせ僕が大好きなあの子と恋人になる男なのですから、それがとんでもないファッキン野郎とかだったらざっけんなーお前なんかにこの子を渡せるか(俺に変われ…俺と変われ…)!てゆうかこんな奴と付き合うとかやってられるか!ってなっちゃいますしね。その点このゲームの主人公はちゃんとしたいいヤツで、そういうところも素晴らしいと思いました。


■ 黄雷のガクトゥーン(2012、Liar-Soft)
シリーズ6作目にして、ついに名探偵コナンでいう黒の組織編のお話。そういう意味では非常に燃えます。そういう意味じゃなくても(たとえば、これがスチームパンクシリーズ初体験でも)非常に燃えると思いますが。毎週、ヒーローが敵を倒していきながらだんだん物語の核心に迫っていくアニメみたいな印象を受けました。てゆうかこれアニメ化したらかなり映えそうなのですが。
どっかで「シリーズ入門編として良い」と聞きましたが、確かにこれが一番良いかもしれません。スチパンシリーズを今からはじめるという方は、インガノック(二作目。物語的にはほぼ完全に独立してるのでここからはじめて問題ない)>シャルノス(三作目。世界設定とかは触り程度理解できれば問題ないのでここからはじめても)>ガクトゥーン(単純に楽しく爽快感あるし、世界設定とかも結構説明される)>セレナリア(一作目。物語はともかくゲームシステムクソめんどい)>ソナーニル(五作目。インガノックと同じく独立してるといえば独立しているので、色々と目を瞑ればここからはじめるのもアリ)>>>>>>ヴァルーシア(四作目のくせに何故か集大成じみてる。ここからはじめると多分死ぬ)
あたりがオススメなんじゃないかなーと思います。要するにヴァルーシア以外はどれが最初でもまあだいたい何とかなるという感じなのですが。
今回はシリーズではじめて、主人公もしくはメインヒロインが貧乳でも背が小っちゃくもない――てゆうか巨乳&高身長という二重苦を背負っていてそれでプレイするのが随分と遅くなったのですが、いざやってみれば凄く楽しかったです。てゆうかサブキャラも含めてほとんど巨乳だな…一番好きなのはアナベルなんだけど、なるほど何でかと思ったら数少ない貧乳だからか!と個人的に今、たった今納得しました!
ゲーム内容に関する感想は無しで。いつもながら、このシリーズはそのテキストそれ自体が意味も価値も持っていて、例えばこれこれこういうゲームでしたと自分の言葉で書いても、それは全く何の説明にもならない、どころか逆効果でしかないのです。なので実際にプレイしてご自身の目で確かめてくださいとかそういうのです。ひとつだけ言うと「例題です」はすごくお気に入り。あれ、他人の問題は「例題です」と出てくるのだけど、ネオンにとっては、あるいはニコラにとっては、もしくは僕たち自身にとっては、いずれにせよ自分のこと=本題は決して「本題です」とは言われないのですね。本題はゲーム内にあったけど、現実の僕たちに降りかかる問題がそうであるように、「本題です」なんて教えてくれるものはどこにもいない。それこそ自動車教習所で見せられる自動車事故のビデオのように、他人が起こした事故、他人のことは「例題です」として語られるけど、自分に生じること、本題は、決して「本題です」なんて告知してくれずいつも予告無しにやってきて、その決断は、解答は、いつも気づいたら終わってる。あとその決断部分におけるネオンも素晴らしかったですね。最初なんやこの子…って思えるくらい、意思とか思考に弱さを見せることが多かったけど(たとえば簡単に感情に流されたり、すぐに頭の中がまっしろになったり)、でも「本題」では、それまでの道を歩んだ彼女の成長が、数多の例題を経験した彼女の意思と思考の強さが、強くなったそれが、彼女が、ネオンが、存分に現れていた。俺がシャルノスさんやったら赤い瞳を眩しそうに歪めるところやで?ってくらいに、素晴らしいものでした。
とにかく、素晴らしかった、良いゲームでした。


■ フツウノファンタジー(2012くらい、EX-ONE)
完全に予想外でした。本当に「普通の」ファンタジーだと思ってて、エンゲージリンクスみたいなもんかと思ってたのですけど、その内容は全く違う。平たく言うとRPGのパロディみたいなゲームです。……えーと、どんなのか説明しようかと思ったけどこれ文章で説明してもお笑いのコントを文章で説明するみたいな感じで全然伝わらないどころかすげーつまんない説明しか出来ないので、ぶっちゃけ中古も安いのでみなさん買うか、もっとぶっちゃけ一番面白い部分は体験版にだいたい全部入ってるので体験版やるかどっちかが良いです。これは完全に予想外、してやられたわ~ってなりました。今年一番笑ったエロゲかもしれない。


■ 桜舞う乙女のロンド(2013、emsemble)
個人的には大大大好きです。今までやった全てのエロゲの中でも上位に入るレベル。とはいえ人にオススメできるかと聞かれたらどうだろう……。基本的には過去作品(花と乙女に祝福を、乙女が紡ぐ恋のキャンバス)の進化系というか変化系というか、それらが触れてないところを徹底的に触ってくみたいなゲームでもありますので、前述した二作品が好きな方なら少なくともそれなり以上には楽しめるんじゃないかなぁと。
このゲームはやっばいくらいにコンセプト先行型です。世間の感想などではご都合主義、ご都合主義の極み、ご都合主義オブザイヤーなどと言われていますが、いやそれは正しいんですけど違うんすよ、このゲームは女装して女子校に通いつつ男子校にも通うという二重生活をして、その中で生じる(例えば女装のまま仲良くなった女の子と男子の格好の時に出会ったりとか女子校でクラスメイトやってる子が男子の格好の自分に一目ぼれしたりとか、といった)様々なことを思いっきり描く、というコンセプトを圧倒的に優先しているゲームなのです。だからそのコンセプト以外はマジやばいくらい無視。なんで女子校に通うのか、なんで女子校に通いつつ男子校にもまだ通うのか、その辺に納得できるような説明はマジやばいくらい一切ない。ひどいレベル。最早ご都合主義など遥かに通り越してご都合主義。でもその分、コンセプトの中は全力投球なのです。書きたいことを、書きたいネタをただひたすら書いてるようなシナリオでして、当然そこでは色々と辻褄を合わせなきゃいけないことが生じうるのですが、そういうの全部無視!!!ご都合主義と言われようが、なんで○○なのどうして××なの全部無視!!!その代わり、他の部分は全力で完全に仕上げてきている。
そういうところが素晴らしいのです。
あるいは、そういうところを素晴らしいと捉えるか、クソと捉えるか。
個人的には女装女学園潜入モノ大好きなので、そこで色々なシチュエーションとネタが存分に披露されるようなゲームはスーパー大好きなので、そういうところに(てゆうか、そういうところだけに)全力投球してくれる(他のところは暴投だけど)この作品は大好きで、自分的には前者でした。しかし後者と思う人が少なくない数いらっしゃるのも全然理解できるし、だからこそ人にオススメしようとは流石に思わない。なにせシナリオによっては何の説明もないまま男子校の方に通わなくなってそのまま、最初からそんなことなかったかのようにずっと男子校の方に通わない(てゆうか話にも出てこない)とかありますからね! すげーよ、その辺の説明とか女装シチュで生じる様々なネタとかヒロインとの恋愛とかに全く関係ないから、だから説明しないんだぜ!無視するんだぜ!どんだけ全力投球するところは全力投球して他のところはマジ適当なんだよこのゲーム!最高だよ!! 
シナリオ的には、ライター複数人いるので出来の差も好みの差もあると思いますが、美月さんと涼香さまシナリオはめっちゃくちゃ良いです。美月さんは親しくなればなるほどどんどん無防備になって弱い部分とか見せてきますし、涼香さまはルナちょむシナリオと似た系統でありながらも勿論異なる良いシナリオでもあります。美月さんシナリオはとにかく美月さん可愛くて、そんな可愛い美月さんにこんなシナリオとかうわぉぉぉ!!とすっごく楽しいシナリオですし、涼香さまシナリオこれマジどうなるんだよと、プレイヤーも心苦しく辛くて逃げ出したいくらい(なお主人公はもっと心苦しく辛く逃げ出したい)の物語が展開されてしかも話の落しどころが全然読めないのでいつまで経ってもその苦しさ辛さ逃げ出したさは変わらないけどちゃんと最後まで向き合いたい!と思わせる超いいシナリオでした。ラストはちょっとだけ、今まで160km近くを投げてた投手がラスト一球だけ150にも届かないみたいな感じかもしれませんが、それでも良いものは良い。というかそこまでの全力投球がとにかく素晴らしかったです。
そんな感じで、完璧なゲームにはほど遠いと思いますが、しかし力を入れているところには本当に全力なゲームなので、しかもその力の入れどころが個人的な好みと合致しているのもあって、自分としては超大大大好きな作品でした。