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好きなエロゲソングの話

自分が好きなエロゲソングを挙げながらなんか適当にくっちゃべるので気が向いたら曲を聞いたりさらに気が向いたらゲームを買ったりしてくださいとかそういうアレです。

inliyor/Rita(SEVEN-BRIDGE、2005)

https://www.youtube.com/watch?v=xvhP2ffqNAU(歌はともかく映像はクッソネタバレなので注意)
個人的には、その曲自体が作品に対するいちばんの解説であって批評であって意味づけみたいに感じられる曲が大好きなわけで、そしてその代表格みたいなのが『SEVEN-BRIDGE』エンディング(映像も含めて)。まず歌詞がいい。曲もいい。歌声もいい。そして流れる映像もいい。つまり全部良い。「要するにSEVEN-BRIDGEはコレなんだ」と言ってしまえるような強さがこの楽曲・映像にはあって、だからもう、いつ、何度この歌を聞いても涙ぐんで胸がグッとくるくらいに素晴らしい。『SEVEN-BRIDGE』は未完成、みたいなこと世間ではよく言われますし実際に途中がダイジェスト状態になってるのは否めないのですが、でもEDがこれならいいじゃないか、終わりは完膚なさすぎるまでに描かれているのだからそれでもういいじゃないか彼と彼女にとっては完全じゃないか、と強引に納得できるくらい強い曲。

Little Riddle/WHITE-LIPS(さくらシュトラッセ、2008)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23359201(後半・5:00過ぎから)
そういう意味では『さくらシュトラッセ』のED曲もめっちゃグッときました。正直プレイ中はですね、個人的にはいまいちピンとこないところあったゲームだったのですが、ED曲が流れるや「ああ、こういうお話だったのか!」と電撃のように理解が走る。そうですここで歌われているようなお話だったのです、そしてヒロインはここで歌われているような女の子だったのです。いや実際に曲自体がそういった考えの元に作られ歌われたのか知らないですけど、しかしEDでこんな曲が流れてしまったらもうそう思わずにはいられないし、そう思うことでゲームがずっとステキなものになる。

Farewell Song/Lia(AIR、2000)

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素晴らしいED曲と言えばイントロが流れるだけで鍵っ子の人が死ぬと噂されるこの曲。僕も元はと言えば鍵っ子とかだーまえ信者とかそういった方面的な輩でありKeyの楽曲は何千回と聞いてきたわけですが、巡り廻って今となってはこの『Farewell Song』が一番、ノスタルジックな気持ちと新鮮な気持ちを良い塩梅でもたらしてくれるわけです。だいたい歌詞からして終わりはそのまま新しいはじまりであるということを最後にほんのりと指し示していますからね、この最後にほんのりさが良いのです、それはそんなこと言われたところでスムーズに移行できるわけがない『AIR』をプレイし終わった直後の感慨にぴったりであり、同時にかつて鍵っ子とかだーまえ信者的なものだった人間の今の心情に寄り添った言葉でもある。それはそうと歌詞といえば「野道の先で赤く生るほうずきせがんで~同じ風景あるならいいね」のくだりはいまだに道歩いてて草むらとか何かの実がなってる木を見かけると別にほおずきでも何でもないんだけどでも確実にこの詞が脳裏に浮かんできたりするくらい最高の歌詞のひとつである。

ハナのオト/柳麻美(キミへ贈る、ソラの花、2012)

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ここまで挙げてきたようにED曲は(ED曲だから当然なのですが)作品内容に深く関わっているものが多いのですが、そういう意味でも、単純に曲の良さという意味でもこの「ハナのオト」は素晴らしい。てゆうか『キミへ贈る、ソラの花』は、ボーカル曲だけではなくBGMも全曲めっちゃ素晴らしくて、いまだに何度もサントラを聞いています。このED曲もyoutubeの音質じゃよく分かりませんが、初回版についてくるサントラだと二つのバイオリンが歌詞の通り一つ一つのメロディが重なってひとつの音色になっていく、一人じゃないよと差し出された手を繋ぐのがよく分かるし、それは同時に物語の中の彼と彼女のことでもあるというのが何よりよく分かる。そして悲しみも喜びも空へ溶けていって、涙も空へ帰っていくのです。こんな曲をエンディングで流されたらもう素晴らしいとしか言いようがありません。物語をこの音が定位していると言っても過言ではない。あとこの作品はOP曲(キボウのソラ/霜月はるか https://www.youtube.com/watch?v=cTEPn2RoZRI)もまた良いのです。これも作品にとてもよく合っています。

Girl's Spirit/Rita(屋上の百合霊さん、2012)

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ボーカル曲だけではなくBGMもとっても良いエロゲといえば『屋上の百合霊さん』もこれがまためっちゃくちゃ良いわけです。登場人物みんな女の子で、女の子が女の子だらけの学校に通って女の子と会話して女の子と仲良くなって女の子とイチャイチャするという女の子だけで構成された永久機関みたいなゲームなだけあってそもそも画面のインターフェイスからボーカル曲からBGMまで徹底して女の子時空を展開しまくっています。そしてそれが物凄く心地良い。起動すると音楽鑑賞モードみたいなとこクリックしてそのまま永遠にBGMを聞き続けてしまうタイプのエロゲです。その中でもやはりOP曲は作品を象徴して女の子時空となんかそこに微妙に孕まされる思春期女子的な不安感とか勇気や勢いみたいなのも感じられて特に永遠に聞き続けてしまうタイプのOP曲。個人的には前述『キミへ贈る~』と並んで近年の(BGM含めた)曲が良いエロゲのツートップです。


あと作品内容とED曲の関係、といえば『マブラヴ オルタネイティヴ』のED曲が、これがEDで流れるというのが個人的に感動や感激や興奮だったのですが曲へのリンクを貼ったら台無しなので貼らない。実際どうなのかは実際プレイして実際確かめてみよう!

Princess Bride!/KOTOKO(プリンセスブライド、2003)

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Princess Brave!/KOTOKO(プリンセスブレイブ、2004)

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Sledgehammer Romance/KOTOKO(プリンセスブライド、2003)

http://www.nicovideo.jp/watch/nm2702915
何度聴いても「これ天才じゃね?」ってなる圧倒的な歌詞と圧倒的な曲と圧倒的な歌唱力で魅了して止まない『Princess Bride』OPとED、『Princess Brave』OP曲。世間的には電波ソングみたいな感じで名が知れてるとこもあったかと思うのですが、実際はそんなことなくて、あとアイマスの曲でもなくて、てゆうかこれらの楽曲は作品内容を見事に表現しててですね、たとえばこの『プリンセスブライド』ってどんなゲームなの?と問われたらこの曲聴けよ!と返すだけでQ&A完成すると言っても極端な話過言ではない、そんな曲たちなわけなのです。いやというかむしろ作品内容を曲の力で定位できる(したくなる)くらい楽曲に力ありすぎんだろこれ、という話でもあるのですが。超が付くくらい珠玉の名曲です。

カンデコ/茶太(愛しい対象の護り方、2011)

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ED曲が作品内容を表してたり批評してたり定位してたりするというのは勿論OP曲にも言えるわけです。たとえば、OP曲がイイ!!という理由でエロゲ買ったことがあるでしょうか? 僕は二度ほどあります。いや正しくは元々そのうち中古で安くなったら買おうかなぁくらいに考えてたので曲の良さだけが購入理由というわけではないのですが。で、この「カンデコ」。人生色々あるし困難もたくさんあるけど諦めず負けずめげず頑張るっていう歌詞を抑制の効いたテンポと楽しさが混じった、それでいてほんのり手拍子入ってるように孤独じゃなさもほんのり示してるような曲に載せてお送りしてくるわけですよ。苦境に陥っても諦めないこと、頑張ること、そんな強さ(それは苦境に陥ってるように他者を打倒し尽くす圧倒的な強さではないけれど、自分自身には負けないという強さである)と、共に歩む仲間の存在が、それに依存したり左右されたりするほど大きくはなく、けれど確かに居ると感じられる。そんな歌を聴かされると、じゃあもしかして『愛しい対象の護り方』もこの曲みたいなゲームなのかな?って思っちゃうわけです。だから買うのです。そしてゲームをプレイしてみると、実際はこの曲そのものみたいなゲームというわけではなかったのですが、しかしこの曲を作品理解・解釈の基底に置くとめちゃくちゃ良いゲームとして楽しむことができたわけでありまして。つまりこの曲があったからゲームを何倍も楽しめた、自分にとってはそういうことでもあったのです。

Rolling Star☆彡/Larval Stage PlanningキサラギGOLD★STAR、2010)

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そしてもう一つの「曲がいいから」で買ったゲーム。てゆうかエロゲソングの中で一番好きな曲です。だってもう「懐かしい遊びルール 今も覚えてるかな 確かめたくて」とか「伸びる丈に追いつけない心ふわり風船にくくりつけ 空の向こう側の明日へ届け」とか「指でなぞる飛行機雲ねえ白いゴールテープみたいだね 誰が一番先に着くか競争しよう」とか「ドキドキしたいな(突然のキスをあげる)」とか、そんなこと言われたらさぁ……!! 思わずただの歌詞列挙マンになってしまった。てゆうかね、最初何とも思わなかったしむしろ「ぱぱら~」が主題歌なのかな?くらいに思っていたのですけど、しかしこの曲の歌詞をよく読んだら、「もしこの歌詞の通りだったらとんでもない超傑作なんじゃないか……?!」ってなってしまってそれで買ったわけでありまして、そしてある程度は”そう”だったのです。家が隣同士でずっと一緒だった幼なじみ連中だけども十代後半になってそれぞれ自分の道を見つけ出したり仲がギクシャクしだしたりあるいは恋愛感情に発展したり、昔と違ってずっと一緒にいるわけではなくなったのだけどそれでも朝の登校時に隣に住んでるんだからやっぱり一緒に出て行ったり、お互いの家に入る機会はめっきり減ったけどそれでもベランダで偶然出くわせばそこで長話もするし、くだらない話や気を遣わない会話が一番出来るのはやっぱりこの皆だし……たとえばそういう感覚が歌の中にもゲームの中にも存在している。懐かしい遊びのルールを相手は覚えてるのかな?という郷愁感と信頼感。この、成長し変わっていく幼なじみの関係を誇張せず生々しくせず大仰にせず、歌のように、優しくキラキラと輝いてるものへデフォルメしているのです。そして同時に、飛行機雲を無邪気にゴールテープに見立ててみんなでそこを目指して走っていく……それは当然それぞれのゴール、幼なじみたちの別れと新たな旅立ちを示唆しているのに、それに気づかず無邪気に走っていく、そういう途方もないせつなさもある。作詞はKOTOKOさんですが、『はつゆきさくら』のたしか「Presto」の時は新島夕から作詞に関して何度もリテイクが入った、ということがどこかに書いてあったのですが、恐らくこの曲の作詞も(『ナツユメナギサ』の曲なんかも)ゲームのシナリオを前提として書かれているものだと思うのですが、だからこそある意味せつなくて悲しい歌詞でもあるんですよね。真面目に考えたら『はつゆき』よりも『ナツユメ』よりも『カミハミ』よりも、『キサラギ』はよっぽど残酷なお話ではあるのですが、同時にたとえそうであってもそれは星と同じでキラキラと輝いてるものであって、そして星と同じで掴めない・近づきすぎない状態の時がいちばん安全で輝いているものであって、物語のそういう部分を曲においても綺麗に表現している……というか物語のそういう部分を上手く、優しく包み込んでいる、そんな曲でもあると思います。

Presto/KOTOKO(はつゆきさくら、2012)

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ちなみに『はつゆきさくら』も半分は曲が良いから、というかこの2ndOPを店頭デモで見たというのが購入の決定打になったゲームでした。この映像もそうだし、この曲も……ゲーム内容が”これ”通りだったらどれだけ傑作なんだ……という『キサラギGOLD★STAR』と全く同じような経緯での購入&プレイ。そして実際に、この曲から受けたイメージとゲーム内容に大きな齟齬はなかった、というかこの曲が僕自身の『はつゆきさくら』受容において根幹を成すものとして投錨されたと言っていい。要するに、この曲はいつ何時聴いても『はつゆきさくら』のラストシーンが脳裏に思い浮かぶし、また『はつゆきさくら』のラストシーンでもこの曲が脳裏に思い浮かぶし、そしてこの曲は卒業とか別れに対する祝福やはなむけであるんだけど、同時に単純に喪の作業的でもあって、要するに「終わり」「お別れ」「バイバイ」をただひたすら受け入れさせる曲でもあるわけです。終わりや別れは特別な理由がなくてもやってくるものだし、こっちが受け入れたくないからといって拒否できるものでもない。だからこの曲は、後ろ向きな言葉はないし、悔しさや悲壮感も殆どないけれど、前向きな言葉ばかりというわけではなくて。むしろあるのは空しさばかりて。だから何度もバイバイを言うわけであって。そして最後の「バイバイ」で強制的に幕切れされるわけなのです。それが良いのです。それで良いのです。これがあるからこそ『はつゆきさくら』が全て受け入れられる。終わってしまうことも細々な不満や心残りもこの曲とそこから導き出されるイメージによりバニッシュされる。そんな曲なわけなのです。



細かく語るのは以上終わりで。てゆうかゲーム内容に絡めてだとなんかもう勝手に喋りたいこといっぱい出てくるんだけど、そこまでゲーム内容に絡めてどうこう言いたいわけでもなく単純に曲が良いってのだとなんかグダグダ言うよりも聴けよ!聴こう!聴いて!お願い!くらいしか言うことなくなる。そんなわけでここから先は好きな曲だいたい好きな順に列挙していく感じです。基本的には女の子が楽しげに歌ってる曲が好き。特に女の子が「ヘイ!」とか「ワオ!」とか曲中に相打ち入れてくるタイプの曲、そのゲームのヒロインたちが笑顔でその相打ちを入れてる姿が脳内にめっちゃ展開されてすげー幸せになれるしあと俺も聞きながらこぶし突き上げつつ「ヘイ!ヘイ!」とかつい歌い出してしまってすげー楽しくなれるので単純に好きです。まあそんなわけで以下気が向いたら聴くとよい。聴こう!聴いて!お願い!


空気力学少女と少年の詩/はな(素晴らしき日々、2010) https://www.youtube.com/watch?v=6YUub07TQUo
Graceful Anomaly/ave;new feat佐倉紗織(Magical Charming、2013) https://www.youtube.com/watch?v=C9TeN_vO1QQ
一生モノ☆/片霧烈火(黙って私のムコになれ、2011) https://www.youtube.com/watch?v=MkqhLAaHvTg
アレセイア/eufonius(いろとりどりのセカイ、2011) https://www.youtube.com/watch?v=_iH3O2YWdnA
花束/WHITE-LIPS(晴れときどきお天気雨、2011) https://www.youtube.com/watch?v=GaNfCZidINY
Winter Bells♪/茶太しろくまベルスターズ♪、2009) https://www.youtube.com/watch?v=E9As-On_TU4
ナグルファルの船上にて/monet(素晴らしき日々、2010) https://www.youtube.com/watch?v=hod2dbnK0Fc
もしも明日が晴れならば/WHITE-LIPS(もしも明日が晴れならば、2006) https://www.youtube.com/watch?v=ZUOxgkU9DfA
Moon night Destiny/佐咲紗花(月に寄りそう乙女の作法2、2014) 動画などない!(探せばあるけどまんまネタバレなので)
brand new day/solfa feat.Ceui(星ノ音サンクチュアリ、2013) https://www.youtube.com/watch?v=fzld1T1raoQ
Happy! Puppy!/アフィリア・サーガ・イースト(LOVESICK PUPPIES、2013) https://www.youtube.com/watch?v=yaS0uVK_OVU
kaleidoscope/霜月はるか星空のメモリアEH、2010) https://www.youtube.com/watch?v=wwdDcEEOehA(本編プレイ前にムービー見ると死ぬやつなので注意)
きゅるんKissでジャンボ♪♪/KOTOKO(カラフルハート、2004) https://www.youtube.com/watch?v=5Oo0gFyrvAw
DORCHADAS/Rita(漆黒のシャルノス、2008) https://www.youtube.com/watch?v=jdQASwAcubQ
apoptosis/Rita(紅殻町博物誌、2009) https://www.youtube.com/watch?v=u6FQMY7AIrQ
Sweety Wars/新田恵海(プラマイウォーズ、2015) https://www.youtube.com/watch?v=yaS0uVK_OVU
ねぇ、…しようよ!/KOTOKO(姉、ちゃんとしようよ2、2004) https://www.youtube.com/watch?v=1v3GlGphF4s
祝福のカンパネラ佐藤ひろ美NANA祝福のカンパネラ、2009) https://www.youtube.com/watch?v=whV7JLd398k
Allegretto/KOTOKOこの青空に約束を―、2006) https://www.youtube.com/watch?v=dsxnaImJTOA
ラブ・パラダイス/片霧烈火(W.L.O.、2009) https://www.youtube.com/watch?v=FiPi8M7QJ-k
祝祭のカンパネラ/佐藤ひろ美(祝祭のカンパネラ、2010) https://www.youtube.com/watch?v=oXxweS1ZFsk
You make my day!/YURIA(処女はお姉さまに恋している、2005) https://www.youtube.com/watch?v=7umFcpTntu8
RockMySoul/Barbarian On The Groove feat.民安ともえ(俺サマのラグナRock) https://www.youtube.com/watch?v=t_v3g4H5OQ0
Restoration 沈黙の空/KOTOKO(BALDR SKY Dive1、2009) https://www.youtube.com/watch?v=yXedDfVGfqQ
YOu&ME=Happy!/榊原ゆい(よめはぴ、2011) https://www.youtube.com/watch?v=LpQliVvOQ_o
Dreamin'/鈴原知花(W.L.O.LLS、2009) https://www.youtube.com/watch?v=VCyEzTusD8M
Girl meets Love/片霧烈火&鈴湯(花咲ワークスプリング!、2015) https://www.youtube.com/watch?v=QkcU2Qo-1Qs